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サクラマチクマモトで「コーヒーエイドデー」 犯罪減らす啓発イベント

さまざまな立場の人が集まり、来場を呼びかける

さまざまな立場の人が集まり、来場を呼びかける

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 コーヒーを通じた犯罪被害者支援の啓発イベント「Coffee Aid Day(コーヒーエイドデー)」が12月6日、商業施設「サクラマチクマモト」(熊本市中央区桜町)メインエントランスで開催される。

前回開催の様子

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 主催は、コーヒー専門店「Calmest Coffee Shop(カーメストコーヒーショップ)」(北区植木町)を中心に有志メンバーで活動するNPO法人「Coffee aid 2021」。同店は、同法人理事長の深迫祥子(さちこ)さんが2019年に29歳で亡くなった息子・忍さんの遺志を継いで開業し、2021年からチャリティーイベントを行ってきた。今回で5回目。

 今年のテーマは「コーヒーを通じて、熊本から犯罪を減らすプロジェクト」。深迫さんは「警察や刑務所、保護観察所、被害者支援団体、大学などと連携し、犯罪被害者支援について、より深く、広く伝える日にしたい」と話す。

 会場では、「一杯のコーヒーから何ができるか」をコンセプトに、コーヒーを楽しみながら事故や事件の被害者・遺族のパネル展示を行う。ステージでは、学生と行政団体によるトークショー、ハンドドリップ大会などを予定する。

 ブースでは、刑務官・警察官の子ども用制服体験、塗り絵、熊本大学教育学部・松永ゼミの学生による似顔絵コーナーを設置。府中・熊本刑務所で製作されたハンカチや巾着、玉名高校・第一高校が準備したドリップバッグ、山鹿蒸溜(じょうりゅう)所のバレルエージドコーヒーなどを販売するチャリティーコーナーも用意。売り上げの一部は犯罪被害者支援団体に寄付する。

 深迫さんは「『無関心から共感へ』という思いを形にする場として、情報を届け、声を聞き、気付きを重ねたい。地域にそっと寄り添う力を育て、今年も『来て良かった』と思える場を学生と共に目指したい」と話し、来場を呼びかける。

 開催時間は11時~17時。入場無料。

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