熊本県歯科衛生士会の創立60周年を記念した県民公開講座「口からはじまる、私たちの未来」が3月15日、メルパルク熊本(熊本市中央区)で開催された。
熊本地震から10年の節目に合わせ、災害時の口腔(こうくう)ケアの重要性を広く伝えるのが狙い。当日は歯科衛生士会関係、医療保健福祉関係者、防災士のほか、一般客など164人が参加した。
九州看護福祉大学口腔保健学科の淀川尚子教授が「お口のケアは命を守る!~熊本地震の経験とさまざまな研究結果より~」をテーマに講演。災害時に口腔環境が悪化することで全身状態に影響が及ぶことを、研究データを基に説明した。
講演後は口に関するクイズや、防災バックにそのまま備えることができる口腔ケアセットの使い方の説明を行い、参加者にセットを進呈。最後は「今日から始めるお口のケア宣言」として、参加者が「歯の健康に努め、月1回は歯科受診をします」「おいしく食べるために口の管理をしていきます」などと宣言した。