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熊本県歯科医師会館で「歯の祭典」 歯と口の健康週間で

北折一さんの講演の様子

北折一さんの講演の様子

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 「歯の祭典」が6月7日、熊本県歯科医師会館(熊本市中央区坪井2)で開催された。主催は、熊本県や一般社団法人「熊本県歯科医師会」などで構成する「歯と口の健康週間実行委員会」。

当日の様子

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 歯と口の健康に関する正しい知識の普及と健康増進を目的に、毎年6月4日~10日の「歯と口の健康週間」に合わせて開いており、今年は約100人が参加した。

 イベントは2部構成で、1部では各種表彰と活動報告を行った。80歳以上で自分の歯を20本以上保っている人を対象とする「高齢者のよい歯のコンクール」では、県知事賞1人、熊本県歯科医師会賞1人、8020(はちまるにいまる)優秀賞5人を表彰。地域社会の歯科保健活動に顕著な功績を残した個人・団体に贈る「くまもと歯の健康文化賞」には個人1人、2団体を選び、受賞者は活動報告を行った。

 2部の特別講演では、元NHKの健康番組「ためしてガッテン」の演出担当デスクを務めた北折一さんが講師を務めた。「ガッテン流! さらばむし歯・歯周病よ!」と題し、誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクや唾液の重要性、自身の経験を交えた生活習慣改善のヒントなどを紹介。ユーモアを交えた話で、さまざまなエピソードが披露されると、観客からは驚きの声や笑い声が上がった。

 会場外では企業ブースによる健康啓発展示や血管年齢測定、口腔ケアグッズの紹介などを通じて、来場者に向けた情報発信を行った。

 会場を訪れた歯科衛生士の伊形治美さんは「楽しく学べる講演で、改めて口腔の健康の大切さを実感した。こうしたイベントを通じて、多くの人が『自分の歯で一生食べる』ことを意識できる社会になれば」と期待を込める。

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