
小学4年生~6年生を対象とした学習プログラム「第3回 子ども大学くまもと」が3月2日、崇城大学(熊本市西区池田4)で開催された。
主催する一般社団法人「子ども大学くまもと」(東区戸島町)は2023年に設立。大学教授や専門家を講師に招き、「子どもたちの知的好奇心を刺激する」をテーマに、さまざまな講義を提供している。
3回目となる今回は3部で構成。1部は福井秀平さんが講師を務め、夢や志の見つけ方をテーマにした「生き方学」を伝えた。
2部は絵本「いのちをいただく」原案者の坂本義喜さんが講師を務め、命の大切さを学ぶ「いのち学」を講義。食べ物についてなど、子どもたちの日常生活に直結する身近な内容を話した。
3部は、同法人理事長の宮津航一さんと、熊本慈恵病院元看護部長で同法人学長の田尻由貴子さんによる特別講義。宮津さんは「こうのとりのゆりかごで私が命を救われた経験から、家庭環境にかかわらず全ての子どもに等しく機会を提供することを目指す」と話した。
講義の合間には、参加した子どもに同大の学食を提供した。
全プログラムを修了した子どもたちには修了証が手渡された。