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風月の「豚足」自販機、熊本市内に4号機 人気で供給限界に

豚足自動販売機(4号機)

豚足自動販売機(4号機)

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 熊本県球磨郡錦町で食堂を営む「風月」が5月、熊本県内で4台目(熊本市内3台目)となる「豚足」自動販売機を設置した。

豚足自動販売機の商品と栫さん

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 風月は1988(昭和63)年、「食堂兼居酒屋」として創業。創業から親しまれている定番メニューが豚足。地元でも人気の豚足は近くのスーパーに卸していたが、焼きたてをできるだけ早く食べてほしいとの思いから、店の前に自動販売機(1号機)を設置したのが始まり。

 その後、人気は熊本市内へと広がり、2020年7月、熊本市中央区中央公民館に2号機を設置。さらに、東区健軍商店街に3号機、今年5月24日に4号機を西区新土河原に設置した。

 1パック2本入りで、専用のタレが付いて600円。消費期限は冷蔵で4日。1台の自販機に150個ほどが入っているが、1日で完売することが多い。「風月」代表の栫(かこい)さんは、ほぼ毎日、錦町からその日できたての豚足を自販機に運んでいる。

 「原材料の選定、焼きにこだわった」という豚足はトロトロで柔らかく、焼き目の香ばしさが特徴。「豚足が苦手な方にもぜひ一度、食べてほしい」と栫さん。ただ、豚足の供給が限界で、今のところ、これ以上の自販機設置の予定は現在無いため、どうしても食べたいという方は、夕方搬入後、夜間の購入を勧める。

 自販機は24時間アクセスが可能な場所に設置されているので、いつでも購入できる。

 栫さん「熊本では、なぜかは分からないが昔から豚足を出す居酒屋が多く、認知度は高い。今後は味を落とさずに供給を増やせる設備の導入と、焼き手の育成を図っていき、地元の雇用促進にもつなげたい。県外はもちろん海外にも進出していきたい。パリのシャンゼリゼ通りに設置するのが夢」と意気込む。

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