
熊本・白川河川敷で3月22日、「白川夜市」が開催された。
2019年3月から毎月第4土曜に白川河川敷「緑の区間」で開催しているナイトマーケット。さまざまな飲食店や物販店が白川河川敷に出店。河川敷ならではの落ち着いた空間で楽しめるイベントで、今年初開催となった。
主催は、白川が好きなメンバーで結成されたまちづくり会社「Shirakawa Banks(シラカワバンクス)」。阿蘇を起点に熊本市の中心部を通って有明海まで流れる白川。同社は主に「緑の区間」(大甲橋~明午橋間の河川敷)で活動を展開している。ただのイベント企画・運営団体ではなく、より面白い・より楽しい活動を追求することで、「白川を軸として熊本をより良いまちにしていきたい」とのコンセプトの下夜市を運営している。
当日は、1910(明治43)年創業の「フルーツ大福のよねはく」、1947(昭和22)年創業のかまぼこ専門店「糸石家」、移動販売の餃子専門店「ギョウザゴーゴー」、甲佐町特産のニラを使った「甲佐ニラちゃん焼きそば」、植木町にある本格ジャマイカンジャークチキン専門店「WAH GWAAN」、ミカンワイン、スパークリングミカンワイン、ドライミカンなどを販売する「右田柑橘」」など36店が出店した。
本部横のステージでは、熊本県出身のシンガー・ソングライター2人が音楽ライブを行った。Nicky Boriban (ニッキーボリバン)さんはウクレレの弾き語り、坂田飛鳥さんはピアノやギターに合わせ歌を披露した。ステージ前では、多くの来場者が食事をしながら音楽を楽しんでいた。
会場には、白川夜市と書かれた竹のオブジェやちょうちんも用意。夜の水辺に映し出された竹やちょうちんの明かりが会場を幻想的に演出した。
会場を訪れた菊川和代さんは「イベントがあることは知っていたが、今回初めて参加した。水辺でゆっくりと食事とお酒を楽しめたし、雰囲気もよく写真スポットもあって驚いた。次回も参加したい」と話していた。