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熊本の放送局3局がコラボ放送 災害時連携協定の一環で

当日の放送の様子(熊本シティエフエム)

当日の放送の様子(熊本シティエフエム)

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 熊本の民放ラジオ局3社が4月14日、災害時連携協定の一環でコラボレーション放送を行った。

リポーター

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 3社は「熊本放送」「エフエム熊本」「熊本シティエフエム」。県内や隣県で甚大な災害が発生した際、ディレクターやリポーターが局の垣根を越えて他局の番組に出演し、災害情報を伝えることを柱とした協定を2024年8月に結んだ。放送は協定の一環。熊本地震の前震が起こった4月14日に合わせ、地震を振り返る番組を放送した。

 熊本シティエフエムの番組「レディーオ791」に出演した熊本放送のミミーキャスターでリポーターの古財沙季さんは、益城町小谷のチューリップ畑から熊本地震の時、益城町で被害に遭った浪瀬孜さん・ツヤ子さん夫婦へのインタビューをリポートした。浪瀬さん夫婦は熊本地震直後に、益城町からの依頼でチューリップを植え始めた。今では約300坪の土地でチューリップを育てている。「多くの支援者から元気をもらったので、今度は自分たちがみんなを喜ばせたかった」と孜さん。町からのチューリップを育てるプロジェクトが終わった今も、活動を続けているという。

 熊本シティエフエムの田上聖子社長は「災害時の情報発信はラジオにとって生命線。協定は結んでいるが日頃からの連携が災害時に生きる。これからも災害時に備え、3社で連携してさまざまなことに取り組んでいければ」と意気込む。

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