
まちづくりワークショップ「移住者の輝くまちづくり」が4月21日、熊本県立大学(熊本市東区月出3)で開催された。
主催は住宅や商店などの建築や土地の分譲を行う建設会社「アリスト」(南区薄場1)。広報担当者の江藤友星さんによると、まちづくりを学ぶために行っているワークショップに、社内外から参加者を募って開催した。「熊本のまちづくりをみんなで考える機会にしたかった」と話す。
当日は、大学生、行政職員、建築士、子育て支援者など25人が参加。講師に招いた東京藝術大学美術学部建築科准教授の安部良さんが、まちづくりプロジェクトやイベントに携わってきた事例を紹介した。グループディスカッションでは「熊本で暮らす中で感じる課題」をテーマに、それぞれの立場から見える課題やその解決についての意見を交わした。
参加した山下亜耶さんは「講話やグループディスカッションを経験し、自分の中にもまちづくりのアイデアがあると実感できたのが大きな収穫だった」と話す。
江藤さんは「産・官・学・民という立場の垣根を越えて参加してもらえた。今回出たアイデアをもとに、まちづくりの取り組みを進めていきたい。共通の思いを持つ人々が交流する場にもなった」と話す。