熊本駅一体の商業ゾーン「アミュプラザくまもと」の全261店舗が出そろい、6月18日、グランドオープンを迎えた。
「アミュプラザくまもと」は2018(平成30)年3月、熊本駅内にオープンした「肥後よかモン市場」、今年4月23日、熊本駅前に九州初上陸14店舗・熊本初上陸61店舗を含む全186店舗を構えた「アミュプラザくまもと」、熊本駅を挟んでその裏のJR熊本春日南ビル1階に6月18日、「鮨(すし) 酒 肴(さかな) 杉玉」が開店したことで全店舗が出そろった飲食ゾーン「駅から百八歩横丁」の3施設から成る。
「駅から百八歩横丁」は博多駅の「駅から三百歩横丁」、小倉駅の「小倉宿 駅から三十歩横丁」に続く「横丁」シリーズ3番目の施設。今回オープンした熊本の「駅から百八歩横丁」は、人の心身を迷わす煩悩の数を表しているとされる「108」と、熊本駅の新幹線口から「約108メートル」の場所にある立地、そして縁起の良い横丁になってほしいと願いを込めた末広がりの「8」を含んで名付けられた。
店舗ラインナップは、焼き鳥と野菜巻き串の「バードマン」、肉やホルモンを「手頃な価格」で提供する「大衆焼肉 花太郎」、牛深から毎日直送される鮮魚を使う「牛深水産 マルヒロ食堂」、芸人たむらけんじさんプロデュースの「焼鍋肉たむら」がプロデュースする新業態「肉韓バルたむら」、1人でも立ち寄りやすいカウンター席がある「おでん・串揚げ ざっくばらん」、創業当初から継ぎ足してきたタレとオリジナルの塩にこだわり、備長炭で焼いた焼き鳥で熊本焼き鳥グランプリ優勝の実績を持つ「やきとり吉鳥 BURARI」、今回オープンした大衆鮨居酒屋「鮨 酒 肴 杉玉」の計7店。
「アミュプラザくまもと」の館内に「竹ちゃん亭」、「肥後よかモン広場」に「竹乃屋」、「駅から三百歩横丁」に「鮨 酒 肴 杉玉」を出店したタケノ(福岡市博多区)の「杉玉」担当マネジャーの宋豪太さんは「当店オープンで7店舗が出そろった『駅から百八歩横丁』は一店一店が素晴らしいので、当店だけでなく、それぞれの店を行き来してもらえれば。こんなご時世ながら、皆で力を合わせ、食の力で熊本を元気にしたい」と意気込む。
「鮨 酒 肴 杉玉」はスシローのグループ会社である株式会社 FOOD & LIFE INNOVATIONS(東京都千代田区)が手掛ける居酒屋で、今回が熊本初出店。店頭の「杉玉」が特徴の同店は日本酒の取り扱いが豊富で、常時16種類以上をそろえる。料理はほぼ329円。
ランチは1日限定10食の「舟盛り丼」(1,089円)など、海鮮丼やすしを中心に展開。夜は、店名にもなっている「杉玉」をイメージした「杉玉ポテトサラダ」、「〆さばと沢庵(たくあん)の新たなる出逢(であ)い」(以上329円)などのオリジナルメニューをそろえる。
店舗の営業時間は11時~14時30分、16時~24時(県の条例に従い営業時間の変更や酒類の提供を制限している場合あり)。