直売所へ出荷する農業関係者が消費者へ出荷情報等をリアルタイムに届ける直売所アプリ「Farm Post(ファームポスト)」の登録者が、11月1日の運用開始から3カ月で3000人を超えた。
地域の生産者を応援し、地産地消を促進する目的で、熊本市農業政策課農水ブランド戦略室と熊本市・連携中枢都市圏内の8カ所の導入直売所(2022年1月10日現在)が、ファーム・アライアンス・マネジメント(東京都千代田区)と連携して展開している。
主な機能は、お気に入りの店や商品を自由に登録すると、リアルタイムで旬のさまざまな情報が届く。アプリを通して生産者へメッセージを届けることもできる。
導入直売所でアプリをダウンロードすると、採れたて農産物等のミニプレゼントを配布するキャンペーンを実施。キャンペーンの実施日や内容は店により異なる。ダウンロード方法やユーザー登録については各店で案内するため、スマートフォンを持参するだけで登録できる。
熊本市農業政策課農水ブランド戦略室の田上さんは「熊本にはたくさんのおいしい農産物がある。ただ、直売所に行ったら、『目当ての商品が並んでなかった』『この生産者の野菜は特においしい』といった経験があると思う。ファームポストは、お気に入りの生産者の商品入荷など旬の情報をリアルタイムに受け取ることができる。次は登録者4000人を目指して、頑張りたい」と話す。
アプリの利用は無料。