「くまもと春の植木市」が2月1日、JR熊本駅東側白川河川敷で始まる。
起源は今から440年以上前の天正年間(1573年~1592年)に、隈本城主だった城親賢(じょう ちかまさ)公が、地域のにぎわいや子どもたちの楽しみのために催した市に由来すると伝えられている。それが今日まで受け継がれ、今では440年以上の歴史を誇る熊本の早春の一大行事として親しまれるようになった。
会場では、庭園樹、盆栽、草花、庭石、造園、鉢物などを展示販売する。刃物や食品(テークアウトのみ)の販売もあり、熊本県内約90業者が集まる。新型コロナウイルス感染症対策として、入退場口を2カ所(泰平橋・白川橋)に限定。入場時には、マスク着用で検温と手指の消毒、緊急連絡先の記入が必要。
熊本市農業政策課農水ブランド戦略室の竹田さんは「くまもと春の植木市は、感染症予防対策を行ったうえで開催する。果樹苗や花の苗など種類豊富に取りそろえており、幅広い世代に楽しんでいただける内容になっている」と話す。「駐車場には限りがあるので、できるだけ分散して来場いただければ」とも。
開催時間は9時30分~17時。入場無料。3月11日まで。