ポルトガル菓子店「A clara pastelaria(クララ)」(熊本市中央区上通町5)がオープンして1カ月がたった。2月2日にオープンした同店は、エッグタルトやライスプリンなどの伝統的なポルトガル菓子を製造・販売している。
店主の荒尾大輔さんは熊本出身。東京のポルトガル料理や菓子を扱う店に勤務し、本場ポルトガルでも修業。その後、熊本に帰り同店を開いた。
主力商品は、「ポルトガルで日常的に食べられている、熊本で言うところの蜂楽饅頭」という「パステル デ ナタ」、エッグタルト(250円)。「オーブンで温めて食べるのがお勧め」だという。カステラの原形といわれる「パンデロー」(1,300円)は、現地では家庭によってさまざまな味がある郷土菓子だが、同店ではバニラ風味を加え日本人向けにアレンジして販売する。
冷蔵ショーケースには、米と牛乳で作ったプリン「アローシュ ドーシュ」をアレンジしたババロアやコンフィチュールなどが並ぶ。
「元々レストランを始めて、その後、菓子店や総菜店を展開していければと思っていたが、コロナ禍でレストラン事業は難しい状況だった。順番が変わってしまったが、今はおいしい菓子を提供することに集中したい」と荒尾さんは話す。
営業時間は11時~19時。火曜定休。