![出張ボルダリング体験に参加した子どもたちと一緒に。九州電力熊本支社の佐藤さんと木下さん(左)、「あそBe隊」の高橋さん(右)](https://images.keizai.biz/kumamoto_keizai/headline/1649198602_photo.jpg)
熊本・水前寺の九州電力熊本支社(熊本市中央区上水前寺1)1階「フラットスクエア」で3月26日、家族向け春休みイベント「ボルダリング体験&阿蘇ジオパーク教室」が開かれた。
同支社が「コロナ禍の春休みの子どもたちに、自然を感じるいい思い出を作りたい」との思いから計画した同イベント。同社担当の木下友博さんの呼びかけに、阿蘇地域のガイドやレクリエーション指導を行う「あそBe隊」、阿蘇の地質科学や歴史を守り伝える「阿蘇ジオパーク推進協議会」(阿蘇市)が賛同した。
会場のボルダリング設備は、阿蘇内牧の施設からの出張で設営した。設営・サポートを務める「あそBe隊」の高橋雅巳さんは「安全第一に、家族が楽しむところまでをサポートしている。このボルダリング体験が、家族の思い出の一つになってくれれば」と話す。当日はあいにくの雨天の中、18組61人が参加した。
同協議会は、参加した子どもたちに向け「阿蘇ジオパーク教室」を開講。事務局長の永田絋樹さんが、講話や実験で「阿蘇の自然の不思議や恵み」を伝えた。永田さんは「阿蘇山のカルデラの成り立ちや歴史を知ってもらうことで、阿蘇をより身近に感じてもらえれば」と呼びかけた。
主催した同支社の木下さんは「地域貢献や地域共生をテーマにイベントを企画している。今後も地域の家族が楽しめるイベントを定期的に開いていきたい」と話す。