熊本・水前寺に8月8日、おむすび専門店「おむすび〇出(まるで))」(熊本市中央区水前寺6)がオープンした。
地元産の素材にこだわったおむすびを持ち帰りのみで提供する。塩(120円)、おかか(150円)、ワカメ(130円)、梅(130円)の定番メニュー4種類に加え日替わり商品を用意。のりは食感を楽しんでもらうため、別売り(20円)とする。
店主の渡辺秀治さんは美里町で米を栽培する農家。収穫した米を直接消費者に届けようと開店を決め、古くから親交がある刃物店の一角で営業を始めた。学校や事業所が多くある地域で、朝・昼の利用を見込む。
米だけでなく、具材や塩、調味料も地元産にこだわる渡辺さん。「最近はおにぎりの専門店が増えているが、競争相手となるのはコンビニ商品。こだわった素材を使っても価格が高くなってしまっては買ってもらえない。毎日買ってもらえる価格設定にした。落ち着いたら土鍋で炊いた炊き込みご飯などの特別感のある商品も提供したい」と話す。
米や野菜の栽培の際に使うたい肥作りにも取り組む。「まだ始めたばかりだが、食べ残しや野菜くずなどをたい肥にし、それを利用して作物を育て、お客さまに届ける循環を生み出したい」と意気込みを見せる。
営業時間は7時30分~16時(売り切れ次第終了)。土曜・日曜・祝日定休。