熊本市は8月19日、熊本城初代城主である加藤清正をはじめとする5人の武将や姫が現代にタイムスリップし魅力を体験していくスペシャルムービーを公開した。

動画の様子と過去の式典

　同市は2012（平成24）年4月、全国で20番目の政令指定都市となり、5つの区が誕生。今年4月に政令指定都市移行10周年を迎えたことを記念して制作。移行後生まれた5区の魅力を、現代に迷い込んだ武将や姫が体感していく動画となる。

　2016（平成28）年4月に熊本地震を経験するなど災害に見舞われつつも、市内各地で復旧・復興とともに開発なども進み、今年3月～5月に「くまもと花と緑の博覧会」、 4月には各国の首脳級が集まる「第4回アジア・太平洋水サミット」を開催。

　武将・姫役には、熊本市の観光PRに取り組み、政令指定都市移行と同じく今年結成10周年を迎えた「熊本城おもてなし武将隊」を起用。加藤清正、細川忠興、小西行長、黒田官兵衛、八十姫の5人が出演する。

　出演武将の加藤清正は「数多の苦難があっても、絶えず前に進んで来た熊本市の10年間を振り返る機会となった。市内外問わず熊本の事を改めて好きになってもらえれば」と呼びかける。

　熊本市広報課の中村幸香さんは「政令指定都市移行から10年。熊本市民にとっては改めて魅力を実感できる、市外の方にとっては訪れたくなるような魅力が詰まった動画が完成した。同じく結成10周年を迎えた熊本城おもてなし武将隊の躍動感あふれる演技も必見」と話す。

　動画は、熊本市の公式ユーチューブ（熊本公式チャンネル）で閲覧できるほか、熊本城二の丸お休み処、城彩宛 観光案内所、東京銀座の銀座熊本館などでも一定期間上映する。