熊本市南区の本立寺(熊本市南区川尻5)、船着場跡(南区川尻4)で10月29日、「ライトスケープ・キャラバン」「川尻お寺deフェスタ・スピンオフ」が開催される。
主催は熊本市都市デザイン課と実行委員会。「川尻お寺deフェスタ」は地域のイベントで、毎年春に開催されるが、そのスピンオフイベントの位置付けで今回が2回目。
同市では、これからの夜間景観づくりの理念や方針を示す「熊本市 光のマスタープラン」を策定。それに伴い、市民協働で地域資源や行事等の照明演出の支援を行う「ライトスケープ・キャラバン(夜間景観実証実験)」の第1弾を昨年7月、「白川夜市」で始めた。公民連携で魅力ある照明演出の実験を行うことで、新たな地域の活動を呼び起こしてもらうのが狙い。同プロジェクトの一環で、今回が第10弾となる。
「川尻お寺deフェスタ」と連携することで、寺のライトアップに合わせカレーとクラフトビールの出店も行う。今回は「船着場跡」もライトアップし、寺へとつながる遊歩道にも手作りのランタンを置く。参加者にちょうちんを持って歩いてもらい、光の演出を楽しんでもらう仕掛けだという。
本立寺の森稔晴さんは「普段は見ることができないきらびやかな夜景を眺めることができる。少し寒いかもしれないが、こだわりのカレーとクラフトビールで楽しんでほしい。船着場跡、それまでの遊歩道もこの日限りのライトアップ。ぜひこの機会に川尻の夜の演出に足を運んでもらえれば」と参加を呼びかける。
開催時間は17時~20時。同時開催の「川尻お寺deフェスタ・スピンオフ」は15時~20時。