熊本・錦ヶ丘のスペシャルティコーヒー専門店「ジャンクションコーヒー ロースター」(熊本市東区錦ヶ丘)が11月18日で1周年を迎える。
店主の田崎慶貴さんは27歳で「カフェ文化の本場」といわれるオーストラリアに渡り、現地のコーヒーショップやロースタリーで3年間、バリスタ、ロースターとしての経験を積んだ。「オーストラリアで知人と訪れたカフェのコーヒーが、今まで日本で飲んでいたコーヒーとは全く別物で、その味に感銘を受けた。そこでコーヒーを極めたいと思ったのがスタートだった」と振り返る。帰国後、コーヒーブランド「ジャンクションコーヒーロースター」を立ち上げ、通販や卸販売からスタート。昨年11月に店を構えた。
同店のコーヒーは、直接現地の生産者から買い付ける「ダイレクトトレード」のほか、独自のルートで豆を仕入れる。「取り扱う7~8割がコロンビア産のコーヒー豆が中心。コロンビアのコーヒーは栽培される地域ごとで味も風味も全く違う。全体的には浅いりで、甘味や酸味が感じられオレンジのようなフルーティーさもあり、毎日飲んでも飽きないあっさりとした風味が特徴」と田崎さん。
店内では、自家焙煎したスペシャルティコーヒーのドリップコーヒーとエスプレッソを用意。オーダーに応じて引き立てのコーヒーを一杯ずつ提供する。店頭には自家焙煎(ばいせん)のコーヒー豆も用意。「店で販売を始めたのは、いろんなお客さまと出会い、もっとコーヒーを身近に感じてほしい」という思いがあるという。「ジャンクションの名には合流という意味合いもあり、コーヒーを通じて人と人が交わる場所になればという思いを込めている。気軽に立ち寄ってほしい。コーヒーの魅力、生産者のストーリーもお届けしたい」とも。
営業時間は10時~18時。火曜定休。