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熊本・南区につぼ焼き芋専門店 「いものことで頭がいっぱい」

息子さん作の似顔絵がデザインされた店頭幕と塚田さん

息子さん作の似顔絵がデザインされた店頭幕と塚田さん

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 熊本・南区につぼ焼き芋専門店「いものことで頭がいっぱい」(熊本市南区富合)がオープンして半年がたった。

熊本・南区 いものことであたまがいっぱい 店の様子とメニュー

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 ダイビングショップ「TSUKADA DIVING SERVICE」店主の塚田俊樹さんが、同じ敷地内に「つぼ焼き芋でたくさんの人の笑顔が見たい」と長年の構想を経て、今年6月にオープンした同店。

 提供する「つぼ焼き芋」は、炭火を入れたつぼの中でサツマイモをつるし、2時間以上をかけて焼き上げる。低温でじっくりと焼き上げるため、「石焼き芋とは一味違う、甘みの強いしっとりとした食感になる」という。「均一に火を通すために、焼く間はずっと目を離さず、こまめに返し場所を変えながら香りや感触を確認してベストな焼き上がりを見極めている」と塚田さん。

 つぼ焼きに使うつぼや芋をつるす道具は全て塚田さんが独自に作ったもの。炭はつぼ焼き芋の風味に合う炭を吟味し、サツマイモは提携農家から仕入れた熊本産の紅はるかとシルクスイートを使う。「品種やその時期のサツマイモの状態に合わせ、焼き具合も変えている。夫婦2人で何度も試食し、試行錯誤を繰り返して今の味になった」と話す。
商品は「つぼ焼き芋」(100グラム=150円~)、「冷やしつぼ焼き芋」(1カップ=400円)、つぼ焼き芋を使ったアレンジ商品として「つぼ焼き芋バター」「つぼ焼き芋アイス」「つぼ焼き芋の天ぷら」「つぼ焼き芋のブリュレ」(以上400円)、「つぼ焼き芋のスムージー」(300円~)を用意。

 「開店以来、ありがたいことにたくさんのお客さんに来店いただいている。一つのつぼで12本ずつしか焼けないため、一日中つぼから目が離せないこともあるが、つぼ焼き芋を食べた瞬間のお客さまの笑顔を見るのがなによりうれしい。まだまだ探究心を持って、新しい商品やおいしい焼き方を追求していきたい」と笑顔で話す。

 営業時間は10時~19時。火曜・水曜定休。

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