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熊本の音楽スタジオ「ロック会館」新生オープン 熊本地震から5年

「ロック会館」オーナーの金崎さん。

「ロック会館」オーナーの金崎さん。

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 熊本の音楽スタジオ「studio nook(スタジオヌーク)」が7月9日、「ロック会館」(熊本市中央区薬園町8、TEL 096-276-6921)として新しくオープンした。

ドラムを演奏する金崎さんと「ロック会館」「スタジオヌーク」の様子

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 オーナーの金崎信敏さんは、以前「シーナ&ザ・ロケッツ」のドラマーとして活躍していたミュージシャン。2004(平成16)年に熊本に戻り、音楽スタジオ「スタジオヌーク」を開業。2011(平成23)年には神水1丁目に移転。本格的なレコーディングができるスタジオとして熊本の音楽シーンを支えてきたが、2016(平成28)年の熊本地震によりスタジオが入るビルが使えなくなり、休業を余儀なくされた。
 しかし、金崎さんはスタジオの再開を目指しビルの再建を決意。現在の場所に再建を決めてからも、工事の手配や調整など多くの苦労があったと話す。

 ロック会館は3階建てのビル。現在は2階までのオープンだが、3階まで計6つのスタジオがあり、どのスタジオでも収録できる設備を備える。スタジオごとにレイアウトや音響を変えた設計となっており、防音設備はもちろん、天井高やスタジオ専用の高圧電気を取り込むなど音響へのこだわりを見せる。コロナ対策には、特に容量が大きい換気システムを導入するなどの配慮も施す。

 金崎さんは「とにかく、ここで夢中になって音を出してもらいたい。いろいろなジャンルの音楽ができる土台としてスタジオを整備した。ロックはもちろん、音楽の多様性に合わせて、多くの人に開かれた場所でありたいという思いから『ロック会館』と名付けた。年齢を問わず、たくさんの人に、音楽をはじめ、さまざまな活動に使ってほしい」と呼び掛ける。

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