「富喜製麺研究所 熊本駅店」(熊本市西区春日3)が熊本駅・肥後よかもん市場内にオープンして、4月15日で1カ月を迎える。
熊本地震で大きな被害を受けた益城町で製麺業を営む富喜製麺所(益城町広崎)の3代目社長・村上誠一郎さんが「自分たちにできることをしたい」と、震災後に仮設団地でラーメン店を出店。仮設団地との契約期間終了となる2017(平成29)年まで営業を続けた。その後、「麺が主役となる一杯を作りたい」との思いから、2021年に製麺工場に併設して、益城町に富喜製?研究所をオープン。2022年にオープンした下通店に続き、同店で3店舗目となる。
メニューは「つけそば」「中華そば」の2種類。麺の量が4段階あり、小(850円)、並(900円)、中(950円)、大(1,000円)から選ぶ。「麺を主役にするためにこだわった」という「つけそば」は、昆布水に浸した麺を提供。「テーブルに用意している藻塩やスダチをかけながら麺を味わい、最後は残った昆布水に、つけ汁をのばして飲み干してほしい」と話す。
村上さんは「熊本の玄関口である熊本駅で、県内外から多くのお客さまに来店いただいている。熊本に来たらまた食べたいと言ってもらえるような店を目指したい」と話す。
営業時間は11時~22時。