熊本市北区植木に「植木中央きらり園」(熊本市北区植木町鞍掛)がオープンして、5月1日で1カ月がたった。
同園は、閉園した「きらり星こども園」を引き継ぐかたちで4月1日、植木中央幼稚園(植木町植木)の分園として開園した。0歳児・1歳児の保育を行い、年少々児からは本園で保育を行う。地域に親しまれていた「きらり星こども園」の名称を残して園名にしたという。
周囲を田園に囲まれた同園の敷地面積は約1900平方メートル。開園に合わせてリフォームした施設は木造平屋建てで、保育室は厚さ4センチのプレーマットスペースと、机と椅子のある活動や食事のスペースに分かれている。
園長の衛藤雄二さんは「子どもの安全を最優先に環境を構成した。子どもがぶつかったりするような危険な箇所は、壁以外はないレイアウトにしている」と話す。夏には、園庭にJFA(日本サッカー協会)グリーンプロジェクトを活用して天然芝を植える。衛藤さんは「子どもたちにとって、より一層楽しみな環境になっていく予定」という。
兄弟児の送迎などに利用する、同園と本園を結ぶ園バスには、バス内の園児置き去り防止のための安全装置も導入した。
衛藤さんは「子どもが笑顔になる、保護者が安心して子育をする手伝いができることを第一に、地域の役に立ち、愛される施設を目指す」と話す。