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熊本・菊陽町で「エシカルマルシェ」 廃油を集めてモンゴルに植樹

恵水幼稚園園長・鷲山恵真さん(左から2番目)と副園長・聖美さん(左から3番目)と職員

恵水幼稚園園長・鷲山恵真さん(左から2番目)と副園長・聖美さん(左から3番目)と職員

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 熊本・菊陽町の「TSUTAYA菊陽店」(菊陽町津久礼)で2月25日~28日の4日間、「エシカルマルシェ」が開催される。

モンゴルと園児たち

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 同イベントは環境の大切さを考えるワークショップやパネル展から成り、恵水幼稚園(熊本市南区御幸笛田3)が取り組む砂漠植林活動のための廃油回収を行う。

 恵水幼稚園は、子どもたちに地球の未来を考えてほしいとの思いから、園児に向けたさまざまなSDGsの取り組みを行っている。数年前から、天ぷら油など家庭からでる廃油を集め、バイオディーゼル燃料として幼稚園バスを運行している。

 SDGsに取り組むなか「世界の子どもたちとの交流ができないかと考えていた時に、モンゴルのフェアトレード商品と出合い、これだと思った」と副園長の鷲山聖美さんは話す。発案から1年半かけて準備を進め、今月6日・7日にモンゴルの第127幼稚園(ウランバートル市ソンギノハイルハン地区)との交流が実現した。準備過程で園児がモンゴルについての調べ学習を行うなかで「園児たちが環境への気付きを持った」という。

 モンゴル側の窓口となった「オイスカモンゴル」が植林などの活動をしていることから、園バスの燃料にもしている廃油を広く集め、その収益金でモンゴルの砂漠地帯に植林をするプロジェクトが始まった。

 聖美さんは「SDGsやエシカルな行動というとハードルが高く感じるが、日常の小さな行動からできることがある。普段は捨てている天ぷら油などの廃油を持ち寄ることで、砂漠に植林ができる。ぜひ会場に持ってきてほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時~16時。入場無料。廃油はペットボトルなどで持参し会場で回収する。

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