熊本県助産師会(熊本市中央区本山3、TEL 096-325-9432)が7月31日、被災地の八代市などに「親子安心ステーション」を開設した。
7月28日夕方に熊本を襲った地震。熊本県内の助産師で構成する同団体には、被害が大きかった地域の助産師も複数在籍しており、発災直後からLINEグループを使って会員の安全確認を行うと同時に支援ニーズなどの情報収集を開始。発災2日後の30日に災害本部を立ち上げ、翌31日には、被害が大きかった県南地域の助産師が中心となり「親子安心ステーション」を開設した。
母子支援拠点「親子安心ステーション」は現在、八代市と熊本市城南町の2カ所に開設。被災した妊産婦・乳幼児とその家族が安心して生活できる環境を確保するため、助産師の専門性を生かした授乳・育児相談や沐浴支援、心と体の相談など、親子が安心して利用できる支援体制を整えている。
同会理事の直江あやさんは「大きな揺れを感じた瞬間、10年前がフラッシュバックした。当時は8カ月の子どもを育てていたため、母としての戸惑いや不安、助産師として活動が思うようにできないもどかしさもあった」と振り返る。「10年前に自分が感じた母としての気持ちや、今、助産師として自分にできることを考えながら活動をしている」とも。
同会の坂梨京子会長は「災害時には、妊娠中や産後の母親と乳児は、特にきめ細かな支援が必要。地域で開業する助産師が、親子安心ステーションで妊産婦や家族の心身の状態を確認しながら、授乳や育児、不安や悩みについての相談に応じている。今回の支援を一時的なものにせず、必要な方に必要な支援が継続して届く体制につなげていきたい」と話す。
八代ステーション、城南ステーションともに要予約。利用無料。詳細は熊本県助産師会のインスタグラムで確認できる。8月31日まで開設予定。