熊本市内の幼稚園教諭らによる「あそびでつながる恩送りプロジェクト」が8月8日、ユーチューブチャンネル「せんせいとあそぼ」を開設した。
発案した徳山理恵さんは、7月28日の令和8年熊本地震発災後から防災士として被災地支援に携わる中で、「地震でつらい思いをしているこどもたちに何かできないかと考えた」という。前職で関わりのあった幼稚園関係者らに声をかけ、植木中央幼稚園(熊本市北区)、恵水幼稚園(南区)、第二幼稚園(北区)、ときわ幼稚園(中央区)、力合幼稚園(南区)が賛同。伊藤大介さんがプロジェクト代表を務める。
「子どもたちを笑顔にするには、幼稚園の先生たちの力を借りるのが一番だと思った」と徳山さん。プロジェクト名には、10年前の平成28年熊本地震で受けた支援への恩を、今回被災した子どもたちの笑顔につなげたいという思いを込めたという。
協力園がコロナ禍に自宅で過ごす園児たちのために制作した動画を提供。歌や手遊(てあそ)び、読み聞かせ、工作など、親子で楽しめる動画を集め、ユーチューブチャンネルで配信する。一人でも多くの親子に届けたいと、SNSでの告知のほか、チラシを作成して被災地での周知活動も行っているという。
伊藤さんは「笑顔や学びはどんなときも必要。困難な今だからこそ、時間や場所、園を超えて、子どもたち、保護者、先生、地域がつながり、思いを乗せて保育を届けることで、被災された家庭や地域の今と未来を支えたい」と話す。「いつかは、この子どもたちの笑顔が次へと送られ、この取り組みやつながりがますます広がるのが楽しみ」とも。