令和8年熊本地震の発災から2週間となった8月12日、熊本市内の拠点避難所3カ所にシャワー設備が設置された。
熊本市からの要請を受け設置されたのは、避難所の集約に伴い拠点避難所となった中央区の大江公民館、東区の秋津公民館、西区の花園公民館。シャワーはコイン式で、利用者は避難所の受付で専用のコインを受け取って利用する。避難生活が長期化する中、清潔を保つための入浴環境を確保する。
大江公民館には、車いす利用者に対応したコンテナタイプのシャワーユニットを設置。車いすのまま利用できる作りで、介助者と共に入室できる広さを確保する。秋津公民館、花園公民館には、組み立て式コンパクトタイプのシャワーユニットを設置した。
設置されたシャワー設備を企画・開発したタニモト(大阪府豊中市)の会長・谷本年春さんは「海水浴場などにコインシャワーを設置してきた45年のノウハウを生かし、被災地でも清潔が保てるように考えた」と話す。「車いすタイプは、被災地で要介護者の入浴が困難だという介護者の声から生まれた」とも。
大江公民館がある中央区まちづくりセンター大江交流室の松崎智樹室長は「避難されている人の中には、高齢の方も多く、バリアフリーのシャワーブースは喜ばれると思う。普段と違う避難所という環境にあっても、『生活』を取り戻す一助になれば」と話す。