「Limone・K(リモーネ・K)」(熊本市中央区上通1、TEL 090‐9257-0412)が熊本上通りにオープンして、6月27日で1カ月を迎える。
店主の浦中健太さんは料理人として20年のキャリアを持つ。「東京のレモンサワー専門店を訪れたときに、その魅力に引かれ、九州にもレモンサワー専門店を出したいと考えた」と話す。
看板メニューであるレモンサワーに使うシロップは全て手作り。苦味が出ないように、白い「わた」の部分を丁寧に取り除き、皮と身だけを使い、焼酎と氷砂糖を加えて30日間漬け込む。時期によって、熊本県産と瀬戸内産のレモンを使い分ける。「レモンは産地によって個性があり、酸味も甘味も違う。収穫の時期でも味が異なるので、漬け込んだ時期で一瓶ごとに違うものが出来上がる」という。
フードは、レモンを使った料理と可能な限り県産食材を使った料理を用意。自家製のハニーレモンに付け込んだ「フライドチキン」やレモンを器にした「ハニーレモンシャーベット」のほか、「レモンサワー発祥の店の名物料理をリスペクトして作った」という「旨(うま)辛トン豚豆腐」など30種類ほどを用意する。
浦中さんは「一つ一つ手作りだからこそ生まれる、漬け込んだ時期や素材で変わるレモンサワーを楽しんでほしい。おいしい料理と一緒に、ゆったりとした時間を過ごしに来てもらえたら」と呼びかける。
営業時間は16時~24時。火曜定休。