なりたいがみつかる・つながる「しごと学びWEBライブ」が7月6日、崇城大学IoT・AIセンター(熊本市西区池田4)で開催された。
主催は熊本市雇用対策課と熊本市教育委員会指導課で、小学6年生~中学2年生を対象にしたキャリア教育の授業。オンラインで学校をつなぎ、サプライチェーンでつながる熊本の地場企業で働いている職業人が登場する。職業人と出会い、思いや職業観に触れることで「働く理由」を考えるのが目的。全12回シリーズの2回目となる今回は、コーディネーター水野直樹さん進行の下、熊本市内にある託麻東小学校、竜南中学校、力合中学校、御船町にある滝尾小学校、甲佐町にある乙女小学校、嘉島町にある嘉島中学校の計6校、604人が参加した。
今回のテーマは「不動産」。部屋の管理をする会社からアズマシティ開発(東区新南部5)から企画部部長の一野貢弘さん、部屋の掃除をする会社からE‐クリーン(御船町高木)の米村剛社長、部屋の宣伝をする会社から熊本シティエフエム(中央区辛島町)の桑野恭輔統括部長の3人が登壇した。
授業は2部で構成。1部では、企業とその仕事内容について発表。続く2部では、個人として「働く」ことについて紹介。何のために働くのか、仕事をするために必要な力、学校生活で学んでほしいことなどを伝えた。児童・生徒からは「辛いことがあった時にどう克服しているか」など、チャットを通して質問も受けながら進めた。
雇用対策課の船津真理亜課長は「身近な地域で働く人たちに直接話を聞く機会は少ない。話を聞くことで自分の将来について考えてもらい、できれば熊本への愛着をさらに持ってもらいたい。キャリア教育授業については、今後も学校単位で申込を受け付けているので、気軽に声をかけてほしい。児童・生徒はもちろん、登壇する企業にとって貴重な機会となれば」と期待を込める。