「聴覚障がい者向け字幕制作ボランティア入門講座・前半」が8月5日・6日の2日間、熊本県聴覚障害者情報提供センター(熊本市東区長嶺南2)で開催される。
同センターはオープン当初から、聴覚障がい者向けの映像制作にボランティアの協力を得て取り組んできた。当初はテレビの字幕放送も字幕付き劇場映画もほとんどなかったが、近年は字幕放送が増えてきたことで、センターではローカル番組への字幕付加と自主制作番組にも力を入れている。出来上がった字幕付き映像は貸し出し用DVDにして、県内の聴覚障がい者の人たちに無償で貸し出す。
今回の講座は6年ぶりの開催。「字幕サークルおむすび」の協力を得て、今後どのような聴覚障がい者向け映像を制作していくのか、どのような映像に字幕を付けていくべきなのかを考える機会として実施する。
同センターの字幕制作担当の水民喜代さんは「聴覚障がい者向けの映像制作、字幕制作に関心のある方はぜひ受講してしてほしい。知識や技術の習得というよりも、まずは関心をもってほしい」と呼びかける。
開催時間は13時~16時30分。受講料は1,000円。定員は10人。後半は9月2日・3日・9日の3日間、同センターで開く。