ダンスイベント「火の国Dance Splash(ダンス スプラッシュ)2023」が8月5日、「サンロード新市街」(熊本市中央区新市街)と「桜の馬場 城彩苑」(中央区桜町3)の2会場で開催された。
熊本市で夏に開催される「火の国まつり」の一環。開催は今年で17回目。コロナの影響もあり、4年ぶりに2会場で開催。新市街会場での開催は初。熊本県内から計96チーム、約900人が出演。両会場で計1万5000人の観客に、ヒップホップ、ジャズ、フラ、ブレイクなどさまざまなジャンルのダンスを披露した。
イベントは、県内の大学生・高校生が企画・運営。行政・民間企業・学生が協力し、「熊本を盛り上げたい」と、事務局となる熊本シティエフエム(辛島町8)が呼びかけて5月に企画がスタート。今年は企画ボランティア16人と当日ボランティア34人の計50人の学生が集まった。
子どもが出場者として参加した市内在住の松尾浩紀さんは「普段はなかなか体験できない新市街のステージで子どもの成長を感じた。中心市街地でこのような発表の場を設けてもらえるのはうれしい。来年以降も続けてほしい」と期待を込める。
事務局で同社企画担当の福島弘樹さんは「今年は2会場での開催で、多くの観客に楽しんでもらえた。かなり暑い中での開催となったが、熱中症などの事故などもなく終えることができてホッとしている。運営する学生にとっても、出演するチームにとっても貴重なイベント。来年以降も続くよう、呼びかけていきたい」と話す。