テイクアウト専門店「ポークたまごおにぎりカフェ UBU☆UBU(ウブウブ)」(熊本市北区武蔵ケ丘8、TEL08070375050)が熊本・武蔵ヶ丘にオープンして、8月22日で2カ月を迎える。
店長の森田啓輔さんは、飲食業に携わって20年のキャリアを持つ。中心市街地で居酒屋を経営していたが、コロナ禍を機に閉店。その後出店したカフェで提供していた「ポークたまごおにぎり」が人気となり、自動販売機での無人販売やポップアップショップなどを経て、テイクアウト専門店として同店を開いた。
看板商品の「ポークたまごおにぎりプレーン」(300円)は、卵焼きとスパムを挟んだシンプルなもの。アレンジ商品として、プレーンをベースにトッピングをした「梅しそ」「めんたいマヨ」「ツナマヨ」「チーズ」「青唐辛子(トウガラシ)みそ」の5種類(以上400円)を用意する。
「以前、親類が経営する建設会社に差し入れをしたときに、宗教の問題で豚肉が食べられない人がいることを知った。誰にでも食べてもらえるように、スパムを使わない『イカフライ』と『サンバルチキン』おにぎりをメニューに加えた」と森田さん。
おにぎりのほか、たこ焼き、フライドポテト、唐揚げなどの軽食や、かき氷、ドリンク類なども用意。「かき氷のスモールサイズは、子どもがお小遣いで買えるように100円で提供している」という。店の横には、商品購入後に飲食ができる休憩スペースと、子どもが遊べるミニプールを設けた。季節に応じて子どもが遊べるスペースの内容を変えていくという。
森田さんは「子どもたちが安心して遊べる場所も、近所づきあいも減っているなかで、地域の人たちにフラッと立ち寄ってもらえる場所を目指した。昼間は子どもたちやお年寄りが、夜は大人が集えるような、昔ながらの地域の憩いの場になっていけたら」と話す。
営業時間は11時30分~(なくなり次第終了)。