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熊本・Denkikanで「女優は泣かない」上映 熊本の荒尾を舞台に

主演する蓮佛美沙子さんと伊藤万理華さん ©2023「女優は泣かない」製作委員会

主演する蓮佛美沙子さんと伊藤万理華さん ©2023「女優は泣かない」製作委員会

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 荒尾が舞台となった映画「女優は泣かない」の上映が11月3日、映画館「Denkikan」(熊本市中央区新市街)で始まる。

映画「女優は泣かない」

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 同作品は、スキャンダルで女優の仕事を失った主人公が、ドラマ部志望の若手ディレクターとともに、女優が生まれ故郷の熊本で素顔を見せる「密着ドキュメンタリー」撮影に挑戦し、互いに衝突しながらも、女優復帰と希望部署への異動を懸けて再起を図る2人の話。崖っぷちの2人が、家族の問題や才能の限界などの厳しい現実に直面しながらも、過ちやコンプレックスを乗り越え、自分の居場所、ルーツを再発見するまでを描く。

 主人公を演じるのは、「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」「あちらにいる鬼」「スイート・マイホーム」に出演する蓮佛美沙子さん。若手ディレクターには「サマーフィルムにのって」「お耳に合いましたら。」「旅するサンドイッチ」など映画やドラマで活躍する伊藤万理華さん。

 監督は熊本・荒尾出身で、CMディレクターとして「働かざる者たち」「おしゃれの答えがわからない」「面白南極料理人」など、ドラマ作品の脚本・監督を手がけてきた有働佳史さん。今回、地元を舞台に初の長編映画に挑んだ。先行公開を前に有働さんは、同作のロケ地にもなった有明高校2年生の160人に向けて、キャリア教育の一環として特別講義も行った。

 Denkikanセントラルシネマ大牟田(福岡県大牟田市)で先行公開し、12月1日から全国順次公開を予定。11月4日の初回上映後、主演の蓮佛美沙子さん、熊本出?の宮崎美子さん、有働佳史監督が登壇し舞台あいさつを行う。

 有働監督は「コロナ禍での撮影中断を乗り越え、6年越しで上映にこぎ着けた。思いのほか時間をかけてしまったせいで、自分の半生を投影した集大成的な映画になった。幅広い層の方々に楽しんでいただけるものを作ったので、ぜひ劇場に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

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