漫画・アニメ・ポップカルチャーの総合イベント「くまフェスが11月4日・5日の2日間、熊本市中心市街地の「花畑広場」(熊本市中央区花畑町)一帯で開催された。
主催は「熊本を漫画と文化の聖地にしよう」をコンセプトに活動するNPO法人「グランド12」。2011(平成23)年に初開催したアニソンイベントから数えて12回目、総合イベントの「くまフェス」となって今年で10回目を数える。
両日、ステージイベントや企業のPRブースの出展、飲食ブースの出店などがあった。「グラこす」と題し、中心市街地をコスプレで歩き回る企画も実施。コスプレイヤーが80人ほど集まり、中心商店街でイベントの告知を兼ねたパレードも行った。
初日のステージは「公募パフォーマンス」と題し、アニソンやダンサーなどのステージ。2日目のステージは多数のゲストが出演。声優のゲストでは、アニメ「ONE PIECE」の主人公「ルフィ」役などで知られる田中真弓さんやアニメ「ラブライブ!」の「綺羅ツバサ」役などで知られる櫻川めぐさんが登場。2020年に出版社コアミックスが旗揚げした女性だけの劇団「096k熊本歌劇団」も出演した。
そのほか、会場内には「ヲタクな美術展」と題し、フィギュアやプラモデル、模型など、個人が所有するグッズを展示するコーナーや、車にアニメのキャラクターなどを描いた「痛車」60台も展示した。
家族で参加した市内在住の桑野友輔さんは「『ONE PIECE』が大好きで田中真弓さんの出演を楽しみに参加した。間近で見られたし、生の声も聞けてうれしかった。コスプレや痛車の展示も多くて驚いた。来年もぜひ、開催してほしい」と期待を寄せる。