熊本市北区の複合施設「TORTUE(トルチェ)」(熊本市北区清水亀井町)に9月、撮影スタジオとしても使えるシェアキッチン「CREATIVE KITCHEN」(クリエーティブ・キッチン)がオープンする。当初は8月の開業を予定していたがコロナ禍の影響で延期となっていた。
黒のシンプルな外観が特徴的なコンテナハウスの1階部分で、広さは約14坪。室内は白を基調とし、大きな窓から自然光を十分に取り込むことができるのが特徴。キッチンには冷蔵庫やフードプロセッサーなどさまざまな加工器具を備える。2階は施設内のテナントの工房となっている。
運営は、同施設内に事務所を構え、食に特化した企業のブランディング支援を手掛ける「プレオデザイン」。
開業の経緯について、代表の古庄さんは「熊本にはキッチンメーカーのショールームや料理教室、カメラマンが所有する小規模な場所以外に、本格的なキッチンスタジオがあまりなかった。この場所の活用を相談された際、以前から考えていた構想を伝え採用してもらった。当社の携わる食のブランディングに関し、できることの幅がさらに広がった」と話す。
商品の試作だけでなく、レンタルキッチンとしても利用できる。時間単位、1日単位での貸し出しも行い、キッチンが必要なスチール撮影やテレビ番組のロケ・CM撮影、新商品発表や試食会などのイベント利用を想定。保健所の許可を得て小規模な加工商品の製造も可能とし、新商品開発の負担を減らし、事業者の新しい挑戦を支援するという。
利用可能時間は9時~20時。