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熊本に和菓子店「虎之助」 外観のモチーフは熊本城外壁、商品も黒一色に

熊本城をオマージュした美術館のような内観

熊本城をオマージュした美術館のような内観

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 熊本のカフェ「珈琲回廊(コーヒーギャラリー)」(熊本市中央区西唐人町)が手掛ける和菓子店「虎之助」(呉服町1)が8月8日、オープンした。

黒を基調とした大福や「羊羹サンド」を陳列する様子と代表の村井さん

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 熊本城を築いた加藤清正の幼名「虎之助」を店名に冠し、熊本城の特徴である黒壁をモチーフにした黒を基調とした外観が特徴。約10坪の店内は鏡を多用し、商品はスズの台座にディスプレーし、美術品を観覧するように商品を選ぶことができるようにした。

 商品は、クッキー生地で檸檬・抹茶・小豆のようかんを挟んだ「羊羹(ようかん)サンド」、竹炭を使った黒い求肥でイチゴ・ブドウ・イチジクなどのフルーツを包んだ大福。今後は旬の素材を使った商品を販売していく予定だ。

 代表の村井隆太さんは「地域のシンボルである熊本城に敬意を払い、現代的な感性を付加した店づくりを行った。古い町家をただ残すだけでなく、新しい価値を加えて活用することが大切だと考えている。古い町並みの中に新しい雰囲気や流行を感じることができる場所を生み出すことができた。和菓子やコーヒーと一緒に空間を楽しんでもらえれば」と話す。

 「コーヒー、アイスクリーム、フルーツ、和菓子を熊本県内だけでなく、世界各国に展開していきたい」と話す村井さんが監修する「草千里珈琲(コーヒー)焙煎(ばいせん)所」が9月にオープンを予定している。

 営業時間は11時~18時。完売次第閉店。

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