劇団「市民舞台」による公演「クッキー・ハート」が12月9日・10日の2日間、熊本市男女共同参画センターはあもにい(熊本市中央区黒髪3)で行われる。
同劇団は1961(昭和36)年創立のアマチュア劇団。「カラーがないのが市民舞台のカラー」を合い言葉に、演じ見て楽しく面白い芝居作りを目指し、年2回の公演を目標に活動している。そのほか、熊本市民会館、熊本県立劇場などの自主文化事業への出演協力や各種イベントへの参加協力も行っている。
今回のタイトルは「クッキー・ハート」。クリスマスも近い、小さな街なかの公園が舞台。そこを縄張りにする猫は、ある夜、星から王子様が落ちてくるのを見る。王子様は自分が焼いたクッキー・ハートを追って地球に落ちてきた。その翌日、飼い猫のミーを探す小学生の純太とその叔母の順子は、公園で不思議なサンタクロース姿の男と出会う。野良猫と星の王子様、純太とサンタクロース風の男。2組の探し物を巡る物語だという。
演出を担当したたろまるさんは「コロナ禍を経験したことで、人とつながることがどれだけ難しく、面倒でありながら大事なことだったのかと改めて気づかされた。人とつながることの温かさや、煩わしさを手放さずにいてもらいたい。クリスマスに向けて、この作品を見た人が温かい気持ちになってもらえたら」と呼びかける。
開演は、9日=18時30分、10日=13時。チケットは、前売り=一般2,000円・高校生以下500円、当日=同2,500円・同700円。