カジュアルフレンチレストラン「mijoter(ミジョテ)」(熊本市東区戸島西1、TEL 096-206-2856)が熊本・戸島西にオープンして、1月8日で1カ月がたった。
店主の堀部豪さんは20年ほどのキャリアを持つ料理人。「若い頃は和食やイタリアンなども経験しながら将来を模索していた」という。料理人として5年ほどたった時に、地元の老舗ホテルでフランス料理担当に配属され、「ここでの上司との出会いで、フランス料理をやっていこうと決めた。フランス料理はソースの料理といわれており、ソースの種類の多様さと奥深さに魅了された」と振り返る。
「フランス料理というと敷居が高いイメージがあるが、肩肘張らずにリーズナブルに料理を楽しんでもらえる店を目指している」と言う堀部さん。普段使いできる価格帯をと、ランチコースは2,200円と3,300円、ディナーコースは5,500円で提供する。
全てのコースの最後に提供する「熊本県産の米とスープ・ド・ポワソン」は同店の看板メニュー。魚と野菜を煮込んだスープは新鮮な魚を使うことで臭みがなく、うまみが凝縮しているという。堀部さんは「ご飯の上には、県産のシラスとチーズをのせている。魚介ベースのスープとシラスの相性が良く、ご飯を崩しながらスープと一緒に食べてほしい」と話す。
料理に使う食材は、肉、魚、野菜など可能な限り県産のものを使う。これまで価値がないとされてきた、酪農用の「ジャージー牛」の雄牛を食肉として使うなど、食を通じたSDGsへの取り組みも行っている。
堀部さんは「店のコンセプトはカジュアルなフレンチレストラン。家族や友人同士など、地元の人に気軽に利用してもらえたら」と話す。
営業時間は、ランチタイム=11時30分~15時、ディナータイム=18時~22時。水曜定休。