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熊本・小島に複合カフェ「ファム・オシマ」 ベーカリー・パティスリー併設

FamOshima・店長の後藤枝里さん(中央)ら姉妹

FamOshima・店長の後藤枝里さん(中央)ら姉妹

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 複合カフェ「Fam-Oshima(ファム・オシマ)」(熊本市西区小島下町、TEL 096-327-8177)が熊本・小島にオープンして、4月3日で2カ月がたった。

FamOshima、商品と店舗

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 店長の後藤枝里さんは四姉妹の長女。「父は市場で卸売り会社を営んでおり、物心ついた時から市場が遊び場で、野菜と市場の人たちに囲まれて育った」と話す。

 枝里さんは短大で栄養士の資格を取得し、15年ほど料理に携わってきたキャリアを持つ。「中心市街地などで飲食店を営んできたが、年齢を重ね、生まれ育った西区に店を出したいと考えるようになった」という。それぞれ別の店で働いていた、パン職人歴12年の三女・桃花さんと、パティシエ歴12年の四女・梨花さんを誘い、中心市街地から車で30分ほど、周囲を畑に囲まれた場所に出店を決めた。

 「ここは一つの建物の中にカフェ、ベーカリー、パティスリーがある複合カフェ。そして真ん中には父の野菜を販売する八百屋がある」と話す枝里さん。調理場も3つに分かれており、市場直送の旬の野菜と果物を使い、姉妹がそれぞれ調理する。

 カフェのメニューは、4種類からメイン料理が選べるランチ(1,680円)と特製だご汁(1,580円)の2種類。いずれも、6種類の小鉢、サラダバー、ご飯などが付く。「野菜を心ゆくまで楽しんでほしくて、旬の野菜で作る小鉢と、新鮮な野菜をふんだんに並べたサラダバーを用意した」と話す。

 テイクアウト専用のベーカリーとパティスリーでも、旬の野菜や果物を使った商品を並べる。

 パティスリーの「お薦め」は季節の果物をたっぷりと使った「フルーツタルト」(500円)。「果物が持つ甘さを最大限に生かしたいと思い、クリームもタルトも甘さ控えめにした」と梨花さん。

 ベーカリーの「お薦め」は毎日違う野菜を使う「クロックムッシュ」(240円)。「クロックムッシュはホットサンドイッチの一種で、パンと一緒に野菜のおいしさを楽しんでもらえる」と桃花さんは話す。
枝里さんは「野菜や果物を楽しんでもらえる店ができた。いつかは地域の野菜農家と一緒に農産物のマルシェをするのが夢」と意気込む。

 営業時間は10時~17時(カフェは11時~)。水曜定休。

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