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「熊本めんべい辛子れんこん味」 清正製菓、福太郎とのコラボ商品発売

「熊本めんべい辛子れんこん味」を紹介する清正製菓の森さん(中央)ら

「熊本めんべい辛子れんこん味」を紹介する清正製菓の森さん(中央)ら

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 清正製菓(熊本市北区貢町)が4月10日、山口油屋福太郎(福岡市南区)とのコラボレーション商品「熊本めんべい辛子(からし)れんこん味」を発売した。

「熊本めんべい辛子れんこん味」商品

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 山口油屋福太郎が販売する明太子せんべい「めんべい」が、各地域の名産品とコラボレーションし販売する「ご当地めんべい」シリーズの第26弾。熊本県の「ご当地めんべい」としては4種類目となる。

 清正製菓営業担当の森美香さんは「社名でもある『加藤清正公』や熊本城にゆかりのある菓子を販売してきた中で、肥後細川家初代藩主細川忠利公にゆかりある『辛子れんこん』の菓子を開発できないかと考えていた。今回、『めんべい』と商品化できないかと山口油屋福太郎に打診し、共同開発が実現した」と話す。

 辛子レンコンは、みそと和辛子を練ったものをレンコンに詰め、衣を付けて油で揚げたもの。400年ほど前の江戸時代に、病弱だった藩主の滋養強壮を考え作られたとの由来を持ち、輪切りにしたレンコンの外観が細川家の家紋・九曜(くよう)の紋に似ていることから、熊本の郷土料理として根付いている。

 同商品は、辛子レンコンの味を再現するため、粉末にしたレンコン、粉辛子、みそなどを練りこんだ。「めんべいに使われてる明太子のピリッとした辛さを生かしながら、れんこんや辛子の風味を感じるように仕上げた」という。

 森さんは「熊本の文化と歴史を大切にし、お菓子を通じて世界中に熊本のファンをつくるという当社の思いを込めた商品ができた。郷土料理をモチーフにした菓子なので、土産などに利用していただき、熊本の味と歴史を楽しんでもらえたら」と話す。

 商品は1箱12枚入りで、価格は680円。同社直営店のほか、水前寺成趣園参道「湧水亭」、県内のサービスエリアや道の駅など、熊本県内限定で販売する。

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