「ゆめマート大江10周年記念イベント」が9月21日・22日の2日間、ゆめマート大江(熊本市中央区大江3)駐車場スペースで開催された。
同店は2014(平成26)年6月26日にイズミ(広島市)の運営する食品スーパーとして開業。直営の衣料品・食料品売場などのほかに複数の専門店があり、ショッピングセンターとしての一面も持っている。イベントは、今年で開店10周年を迎えたことから地域住民や客に恩返しをしたいと開催。当日は、会場内に設けたイベントステージや縁日コーナーのほかキッチンカーを目当てに2日間で家族連れなど約500人が訪れた。
ステージは、「ダンスサイト☆リー」のダンスパフォーマンスでスタート。地域出場枠では、大江公民館講座生による太極拳、日本舞踊、マジックショー、大道芸のパフォーマンス、中央公民館講座生によるフラダンス、アコースティックギターが披露された。ギターとウクレレの演奏やチンドン屋パフォーマンスも行われた。縁日コーナーでは、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣り、射的、輪投げを子どもたちが楽しんでいた。キッチンカーコーナーでは、ハンバーガーやガーリックシュリンプ、タコスなどを提供した。
「ダンスサイト☆リー」で出演した中学3年の加藤良悠(よしひさ)さんは「とても楽しかった。緊張したけど最後まで何とかパフォーマンスができてよかった。普段は益城町で活動している。11月2日には発表会も控えているので、さらにレベルアップしたステージを見せたい」と意気込む。
同店が日頃行ってきたコミュニティー活動への理解と支援、熊本地震時の献身的な企業活動に対して、感謝状贈呈式も実施。大江校区社会福祉協議会の鳥崎一郎会長と同校区防災連絡会の一木和彦会長が高木健造店長に感謝状を手渡した。
高木店長は「地域や行政、学校と連携協力して開催したいと思っていた地域の人への感謝のイベントを実現できた。周年イベントは初めての開催で試行錯誤があり、2日目はあいにくの雨だったが、たくさんの人に会場へ足を運んでもらえた。これからも地域に根差した店づくりをしていきたい」と意欲を見せる。