子ども服のセレクトショップ「santa.(サンタ)」(玉東町木葉)が熊本・玉東町にオープンして、10月17日で1周年を迎えた。
店主の宮下智里さんは、夫と2人の娘と暮らす元保育士。認定こども園に就職して以来、結婚、出産などを経て、2人を育てながら保育士として働いてきた。「子どもが大好きで保育士になり、自分の子どもが生まれてからは、子ども服に興味を持つようになった」と話す。下の娘が小学生になったのを機に「今しかない」と保育士を辞め、同店を開こうと決めたと振り返る。店名は「クリスマスのサンタクロースのような存在の店になりたい」という思いを込めて決めた。
自宅の庭に建てた同店の面積は約3坪。商品は韓国の子ども服など。宮下さんが選んだシャツ、スカート、パンツ、アウターなどを用意する。取り扱うサイズは70から140サイズ。性別問わず着られるように落ち着いた色味の物を中心にそろえたという。宮下さんは「デザインや素材選びには、保育士や子育ての経験を生かしている。見た目はもちろん、子どもに着せやすいかということや、洗濯しやすいなど日常的に扱いやすいかということもポイント」と話す。県内のハンドメード作家によるベビー小物やアクセサリーも販売する。
子連れで来店してもゆっくりと買い物ができるよう、店内に玩具や絵本を置くキッズスペースを設けた。テラスに設置したぶらんこで遊んでいく親子連れもいるという。
宮下さんは「郊外の住宅街にひっそりと店を構えて1年がたった。近隣の人だけではなく、口コミで遠方から来店するお客さまも多い。子どもや子育て中の母親に喜んでもらえるような店にしていけたら」と話す。
営業時間は11時~17時。