食べる 暮らす・働く

合志市・御代志にカフェ「ジッカ」 地域課題解決目指し女性3人で起業

Jiccaを運営する「母家」の、溝尻さん(中央)、緒方さん(右)、中元さん(左)

Jiccaを運営する「母家」の、溝尻さん(中央)、緒方さん(右)、中元さん(左)

  • 93

  •  

 カフェ「Jicca(ジッカ)」(合志市御代志)が1月25日、合志市・御代志にオープンした。

カフェJicca(ジッカ)、商品と店舗

[広告]

 経営するのは、合志市内で子育てをする女性3人が立ち上げた株式会社「母家(おもや)」。社長の溝尻亜由美さんは「県外で孤独な子育てをした経験から、かつての自分のように、孤独な中、子育て・家事・仕事を頑張る母親を支える事業がしたいと考えていた」と振り返る。

 地域ビジネススクールで出会った、緒方幸代さん、中元緑さんも、子育ての地域課題を感じていたことから意気投合。「自分たちが子育てをしてきた中で、あったらいいなと考えてきた場所を目指した」と溝尻さん。

 現在6人いるスタッフも「お母さん」で、働き方は週数回~月1回と、それぞれの事情に合わせた。「子どもが小さくても、働きたいという人はたくさんいる。保育園など子どもの預け先問題だけではなく、子どもの行事や急な病気などにも対応できる環境を用意した」という。

 同店のコンセプトは「親子でごろん。実家のようにくつろげるカフェ」。店名も「実家」から付けた。

 築50年以上の古民家をフルリノベーションした店内は、全面畳張りにして子どもも安心して寝かせられるようにした。子どもが転ばないように段差をなくし、部屋の中心には玩具などもあるキッズスペースを設けた。「子どもを見守りながら、親が安心してゆっくり食事ができるような造りにした」という。

 看板メニューは「Jiccaお昼ごはん」(1,600円)。2種類から選べるメイン、季節の小鉢3種、ご飯(白ご飯またはおにぎり)、みそ汁、飲み物(お茶、コーヒー)をセットにする。「ご飯とみそ汁、飲み物はお代わり自由なので、食事量が少ない未就学児と取り分けて一緒に食べられる」という。小学生向けには、小鉢を除く「メイン、ご飯、みそ汁、飲み物」をセットにして800円で提供する。

 溝尻さんは「ゆっくりと食事ができてホッとできるだけでなく、地域の子育て世代の交流の場にしていきたい。今後は、子育て世代と地域住民との交流ができるイベントなども予定。お母さんが笑顔になれる場所になれれば」と意気込む。

 営業時間は11時~16時。日曜・月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース