
地域住民と在住外国人が交流するイベント「国際交流カフェ」が2月9日、「ソーシャルスクエア上乃裏」(熊本市中央区水道町)で開催された。主催は中央区まちづくりセンター。
交流で相互理解を深めてもらおうという中央区主催事業の第4弾。3回にわたり開いてきた「やさしい日本語」の講座や交流会の開催に続く当日は、子どもから大人まで24人が参加した。
自己紹介で、米国、中国、台湾、ミャンマーなどから来た在住外国人が日本に来た経緯や日本の好きなところを話すと、日本人参加者が今回のイベントに参加した理由などについて話した。4班に分かれての意見交換では在住外国人から「日本人はとても親切でやさしく接してくれる」「さまざまな活動にボランティアで参加したいと思っているが、どこで情報を手に入れていいか分からないので教えてほしい」「留学生として日本に来たが、日本語をうまく話せるようになりたい」などの意見が出た。親子連れの参加者同士で、日本と外国の文化の違いや家庭教育について話す場面も見られるなど、終始和やかな雰囲気で交流の時間を終えた。
母親と2人で参加した松山凛歩さんは「将来は日本語教師として外国で働きたいと思っているので参加した。大学やアルバイト先でも外国人に会う機会は少ないので、同世代の外国人と話すことができてとても勉強になった。外国人と話せる機会が増えていけば」と期待を込める。