
地元企業と学生の交流を目的としたイベント「企業とつながる名刺交換会」が5月24日、九州ルーテル学院大学(熊本市中央区黒髪3)で開催された。
益城町に本社を置く印刷会社・城野印刷所が運営するスカウト型就業支援サイト「就活応縁くまもと」と同大学が連携して企画。県内就職率が約8割の同大学の学生に地元企業への理解を深めてもらい、企業側も次世代人材との接点をつくることを目的に開いた。
当日は、鶴屋百貨店、熊本トヨタ自動車など県内9社が参加。学生65人が、イベント用に作成した自身の名刺を持参し、4人~7人のグループごとに各企業の担当者から約15分間の業務紹介を受けた。各ブースでは質疑応答も行われ、さまざまな意見交換が見られた。
参加した学生からは「さまざまな企業について知る貴重な機会になった」(永山実夢さん)、「どの企業も丁寧に応じてくれ、働くイメージがより具体的に持てた」(渕川彩那さん)との声が聞かれた。
城野印刷所経営推進局部長の万江輝さんは「同大学では年2回、職場体験学習を実施しており、今回のような事前の交流がミスマッチ防止につながる。これからも学生と企業をつなぐ機会を積極的につくっていきたい」と意欲を見せる。