飲食やワークショップなど約40店が出店するイベント「健軍夜市」が12月14日、健軍商店街一帯(熊本市東区)で行われた。
数十年ぶりに復活した同イベントは、「世代を超えて、思い出をつなぐ」をテーマに、5月から12月まで毎月1回、日曜日に開催。今回が全8回シリーズの最終回となった。運営には学生ボランティアも参加。会場には、グルメブースや縁日、ワークショップ、キッチンカーなど約40店が並び、家族連れを中心に多くの来場者でにぎわった。
飲食ブースには、売り上げの一部を地域のスポーツ団体や子どもの活動支援に充てる「応援焼きそば」をはじめ、ベトナム生まれのサンドイッチ「バインミー」を提供する「コニーズバインミー」、春雨入りちゃんこ鍋の「ミート屋」、カルビ焼きやベビーカステラの「MONKEY」、赤牛ハンバーガーの「JoyBurger」などが出店。設けられた飲食スペースでは、多くの人が食事を楽しむ姿が見られた。
ワークショップブースでは、ハンドメードアクセサリー作りやホイップデコレーション、DJ体験などを用意。射的やくじ引きなどの縁日ブースも並び、親子連れが足を止めて楽しんでいた。
毎月実施している「ちびっこリユース広場」では、使わなくなった絵本やおもちゃ、洋服を持ち寄り、子ども同士で交換する取り組みを実施。新たに手に入れた洋服を身に着けて喜ぶ子どもの姿も見られた。
来街した松山大樹さんは「毎回楽しみにしているイベント。幅広い世代の人が訪れ、いつも活気を感じる。まだ飲食メニューを全て制覇していないので、来年も開催してほしい」と話していた。