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熊本の製薬会社が「体験授業」 小学生32人が健康について学ぶ

体を動かして学ぶ小学生の様子

体を動かして学ぶ小学生の様子

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 小学生対象の体験授業が6月28日、製薬会社「KMバイオロジクス」(熊本市北区大窪1)で開催された。

体験授業の様子

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 明治ホールディングスの連結子会社で「ヒト用・動物用ワクチン」「血漿分画製剤」を手がける同社。子どもたちに病気とその予防法のほか体のことを知ってもらい、健康な体づくりにつなげるのを狙いに「小学生探検隊・KMバイオロジクス編」と題して開催した。

 体験授業は3部で構成。当日は吉松小学校の6年生児童32人が参加した。1部と2部は座学。3部では実際にインフルエンザワクチンを製造する工場を見学してもらった。1部のテーマは「病気や予防の方法について学ぼう」。風邪やインフルエンザにかかる仕組み、ワクチンの仕組み、病気にかからないために大事にしたいことを同社広報課の小久保綾子さんが講義した。2部のテーマは「健康な体づくり」。丈夫な骨を作るために重要なカルシウムやたんぱく質をどの食事から取るのか、摂取はどの時期で特に必要なのか、バランスのいい食事の取り方などを学んでもらった。講師はグループ企業の明治西日本支社(福岡市)の企画部ダイレクトリレーション 一課員で管理栄養士でもある藤原理佐さんが務めた。3部では、どのような工程でワクチンが作られているかを各工程にかかる時間などと併せて説明した。

 授業を受けた児童らは「病気にかからないために手洗をしっかり行いたい」「ワクチンだけでなく、食事がなぜ大切なのか分かってよかった」「カルシウムやたんぱく質を意識したことがなかったので勉強になった」「バランスが取れた食事を意識したい」などと話していた。

 KMバイオロジクスの藤田洋一広報課長は「子どもたちが興味を持って、楽しく学ぶ様子がとても印象的だった。薬や食を通して、健康の大切さについて理解を深めてもらえたのでは」と話す。

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