熊本・三年坂のバー「Dragon Horse（ドラゴンホース）」（熊本市中央区安政町、TEL 096-359-6088）が9月27日で30周年を迎える。

ドラゴンホース・メニューと店内の様子

　店主の谷康夫さんは、38年の経験を持つバーテンダー。熊本、大阪などで経験を積み、1994（平成6）年9月、30歳でクラブ通りに10坪ほどの小さな店を開いた。店名は、大好きな坂本龍馬からから付けたという。常連客も付き手狭になってきたこともあり、24年前に現在の場所に移転した。

　移転前に比べると店舗面積は約3倍になった。席数は、カウンター＝13席、テーブル＝30席。谷さんは「仲間たちと大人数でも利用してもらえるよう、バーには珍しい4人掛けから16人掛けの大きなテーブル4卓を置いた」と話す。

　30年の間には、熊本地震での被災やコロナ禍での営業制限なども経験。熊本地震の際にはグラスやボトルのほとんどが落下して割れてしまったという。地震から復興し街ににぎわいが戻ってきた頃、今度はコロナ禍での営業制限で、「飲食店、中でも酒の提供がメインの店はかなり厳しい状況だった」と振り返る。

　メニューは、「マルガリータ」「マンハッタン」「スクリュードライバー」（以上1,100円）などのベーシックなカクテルのほか、季節の果物を使った「旬のフルーツカクテル」（1,600円）などを用意する。

　谷さんは「あっという間の30年だった。親子2代で利用してくれるお客さまもおり、本当にありがたい。酒と会話を楽しむ空間として、これからもお客さまと向き合いながら40年、50年と続けていきたい」と意気込む。

　営業時間は19時～翌3時。日曜定休。