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熊本市で「バイオ甲子園」 9高校が研究成果を発表

来場を呼びかける寺本会長

来場を呼びかける寺本会長

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 「第33回 バイオ甲子園 2024」が11月26日、くまもと県民交流館パレア(熊本市中央区手取本町)で開催される。

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 主催はバイオテクノロジー研究推進会。バイオテクノロジー分野の人材育成を目的として、1993(平成5)年に「高校生によるバイオ研究発表会」としてスタート。現在は「バイオ甲子園」と名前を変え、コンテスト形式で研究結果や考察、今後の展望を発表し審査している。

 コンテストでは、食品、環境、生態、農業、畜産、水産、遺伝、化学などの幅広い分野からバイオテクノロジーに関連する基礎から応用に関する調査・研究を審査。今年は、九州、中国、関西、関東から9府県20題の研究がエントリーした。書類選考により入賞した9高校が当日、研究の成果を発表。研究課題についての情報交換も行う。小倉(福岡県)、利根実業(群馬県)、池田、錦江湾(以上鹿児島県)、島原(長崎県)、球陽(沖縄県)、西条農業(広島県)のほか、熊本県からは済々黌、天草拓心が、発表に臨む。

 県内2高校が発表するテーマは、済々黌高校生物部が「発達した神経系を持たないウニ類に長期記憶が確認された」、天草拓心高校マリン校舎・海洋科学科・栽培食品コース栽培系が「藻場造成を踏まえたウニの市場価値向上に向けて」。そのほか、「ユーカリの可能性」「ソバ殻と三番粉を活用したキノコの栽培実験」など各高校がさまざまなテーマで研究してきた成果を発表する。9高校から、最優秀賞1校、優秀賞2校、特別賞(平田機工賞・堤化学賞)2校、特別協力賞(ニチリョー賞)1校を選ぶ。

 同会の寺本祐司会長は「身近な生物の生態系調査から商品開発に至るまで、取り組んできた内容を自らの言葉で多くの人に理解してもらえるように工夫して発表する。会場に足を運び、高校生にエールを送ってもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時30分~16時。

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