熊本市が11月5日、「くまもと森都心プラザ」(熊本市西区春日1)2階の「クロスポイント」で「未来を創る業務改革セミナー」を行った。
企業の経営者や人事担当者を対象に、「リスキリングとAIで実現する次世代の効率化戦略」と題し、業務に必要なスキルを学び直す「リスキリング」についての理解や身につけるための手法について学び、企業の成長につなげるきっかけにしてもらおうと企画した同セミナー。
講師は、地方公共団体や企業のコンサルティング、アセットマネジメント、アウトソーシングなどを手がける「みらい」(広島市)から、コンサルティング事業部シニアマネジャーの藤井健史さん、ファロールオンライン統括マネジャーの宮崎由香さんを招いた。
当日は2部構成で、1部は藤井さんが企業戦略としてどう「リスキリング」を活用するのか、助成金の活用方法、人手不足解消のためのAIツール導入などを紹介した。2部は宮崎さんがアウトソーシングの具体的なサービス内容や、アウトソーシングを実際活用している会社の事例紹介など、具体的な取り組みについて説明した。
参加者からは「リスキリングの内容について詳しく知ることができてよかった」「アウトソーシングの活用法が理解できたので、早速試してみたい」などの声が聞かれた。
宮崎さんは「リスキリングは、デザイン知識のある人材がいない、雑務が多く業務マニュアルの作成ができないなど、人手不足による悩みが多い企業にとって重要なテーマ。社内の生産性を上げることにもつながるので、さまざまな企業で検討してもらえたら」と話していた。