「第19回 はしご酒大会」が11月12日・13日の2日間、熊本市中心商店街で開催された。
熊本市内の飲食店などで構成される「熊本市中央繁栄会連合会」が主催し、今回が19回目となった。テーマは「夜のまちで楽しい出会いを」。新しい店を発掘してもらうとともに、新規客獲得や店の認知向上、新メニューやお薦めメニューのアピールの場として活用するのが狙い。熊本市社交飲食業組合、熊本県飲食業生活衛生同業組合熊本市ブロック、下通二番街商店街振興組合の協力の下、80店以上が参加し33コースを用意した。
当日は、店名と場所が記載された券を受け取ってもらい、任意の3店を回ってもらった。参加した店は、居酒屋、スナック、バー、ラウンジ、レストランなど。店によってサービスは異なるが、1店につき1フード・1ドリンク以上のサービスを提供。個人やグループで店を回り、楽しむ様子が見られた。
城見町通りには、キッチンカーや飲食店を集めた食ブースとステージを設置。ステージではジャズの演奏などを披露し、店を回る前に音楽を聞きながら飲食を楽しむ人もいた。
同連合会の南良輔会長は「毎年楽しみにしている人も多い。この機会に知らない店に足を運んで町の魅力を感じてもらえたのでは。このイベントをきっかけに、さらに中心商店街を盛り上げていきたい」と意気込む。
12日、5人グループでイベントを楽しんだ熊本市在住の園田卓実さんは「3店とも行ったことのない店で新鮮だった。同じコースで一緒になった人と仲良くなれるのもこの企画の面白さ。今回知った店に、他のメンバーでまた行ってみたい」と話す。