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熊本市中心商店街で「人権フェスタ」 パネル展示やパレードで啓発

人権イメージキャラクターが出迎える様子

人権イメージキャラクターが出迎える様子

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 「くまもと人権フェスタ」が6月1日、下通商店街・COCOSA前(熊本市中央区下通)で開催された。主催は、熊本地方法務局、熊本人権擁護委員協議会。

当日の様子

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 市民に人権について考える機会を提供するとともに、地域で活動する「人権擁護委員」の存在を広く知ってもらうことを目的に企画。人権擁護委員は、地域住民のいじめやDV、差別といった人権問題について相談を受け、問題解決に向けた支援や啓発活動を行っている。1982(昭和57)年に「人権擁護委員の日」と定められた6月1日に合わせてイベントを開催した。

 約30人の人権擁護委員や熊本市職員、法務局職員が参加。パネル展示や資料配布を通じて、ハンセン病問題や人権擁護活動を紹介した。そのほか、啓発グッズ配布や子ども連れの来場者に向けた「アンパンマン」の紙芝居なども行い、幅広い層の関心を集めた。

 故・やなせたかしさんが手がけた人権イメージキャラクター「人KENまもるくん」「人KENあゆみちゃん」も登場し、会場を盛り上げた。熊本市の人権啓発キャラクター「ラブミン」と共に、下通商店街内を練り歩くパレードも行い、買い物客や観光客に向けて人権の大切さを呼びかけた。

 同協議会の企画担当・滝本恵子さんは「人権は身近なテーマだが、相談できる場が分からないという声も多い。無料で相談できる制度があることを、こうしたイベントを通じて知ってもらいたい」と話す。

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